中国科学院第17回院士大会が発表した情報によると、中国科学院は科学技術戦略諮問研究院を設立することをを決定した。高水準の技術シンクタンクを作り、国の科学技術計画・政策などの面で重要な影響力を発揮することが目的。新華社が伝えた。
新たに設立される同研究院は学部を主導とし、研究所・学部・教育機関を一体化させた中国科学院の独特の強みを発揮することで、学部諮問・戦略研究作業を効果的に支える研究・管理プラットフォームを構築する。政策決定に協力し、適度に先行するという原則に基づき、中国の経済・社会の発展の重大問題に先見性のある建設的な提案を行い、中国科学院を国家一流の、世界でも有名な科技シンクタンクにする。
中国は近年、資源が減少し、環境汚染が深刻化し、生態システムが退化するという厳しい情勢に直面している。中国科学院は中国の先進的な原子力エネルギーの発展、持続可能なエネルギーシステムの構築、主体機能区計画、省エネ・排出削減、気候変動への対応などの一連の意見を発表した。そのうち多くの提案が政府に採用され、国家行動戦略になった。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月11日