考古学関係者は先ごろ陝西省宝鶏市岐山県賀家村の周原遺跡で豪華な「青銅の馬車」を発見した。専門家の大まかな研究によると、西周中期から末期にかけてのもので、その豪華さは西周の車馬発展史上一の「高級車」と言えるという。4頭の馬で引くこの「青銅車」は1970年代に発掘された有名な鳳雛基址の南100メートルほどの場所で偶然発見された。現在は車馬坑の60センチほどの場所まで発掘済みで、青銅で作られた部品が次々と発見され、「西周一の高級車」の貴重さが明らかになっている。多くの専門家は、この西周中―末期の銅馬車の木製車輪の外側は銅で包まれ、車輪の直径は1.4メートル、円周の長さは約4.4メートルで、車輪の輪は幅が5.7センチ、厚さ1.9センチで、重さは約24キログラムだ。獣の顔の模様がある車軸の頭にはトルコ石が埋め込まれて美しく、これまでの商・周時期の同種の車ではほとんど見られなかった。発掘に参加した北京大学考古文博学院の雷興山教授によると、この車の車輪は銅の輪を持つ点が重要で、これは従来見られなかったものだ。またトルコ石を嵌め込んだ西周時期の車馬器も初めての発見となる。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年10月17日