2014年10月16日  
 

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李総理の「高速鉄道外交」、世界中に精力的に売り込み

人民網日本語版 2014年10月16日08:44

国務院の李克強総理がロシアの広大な大地へと中国の高速列車を発進させた。新華社によると、李総理のロシア訪問中、中国発展改革委員会とロシア運輸省、中国鉄路総公司、ロシア鉄道の4者は、高速鉄道での協力覚書を締結した。北京からロシアへのユーラシア高速輸送回廊の構築を推進し、モスクワ・カザン間の高速鉄道プロジェクトを優先的に実施することで両国が一致した。

李総理とともにロシアを訪れている人員の中には、中国南車と中国北車の上層部も含まれる。中国の高速鉄道車両のメーカーが総理とともに海外を訪れて高速鉄道を売り込んだのは今回が初だ。業界筋は、中国の高速鉄道輸出は戦略的配置だけでなく、戦術的推進の段階にも入っており、国家レベルの呼びかけにとどまらず、企業の商業参加にも表れ始めていると指摘する。

李総理は昨年10月には自らの「高速鉄道外交」を始め、タイ、オーストラリア、中欧・東欧、アフリカ、英国、米国などに中国の高速鉄道をすでに売り込んでおり、国際的な高い注目と論議を呼んでいた。

李総理は、昨年10月のタイ訪問の際には、中国には高速鉄道の進んだ建設能力と豊富な管理経験があり、両国の鉄道建設の協力強化には大きな潜在能力がある、中国側は積極的な協力の意向があると呼びかけた。同月には、北京でオーストラリアのブライス総督に会い、オーストラリアでは同国初の高速鉄道の建設が検討されているが、中国にはこの分野に強く、協力の意向を持っていると伝えた。

李総理はそのわずか1カ月後、ルーマニア首相と会談し、ルーマニアでの高速鉄道建設での協力を決定した。さらに同年12月、英キャメロン首相とのロンドンでの年次会談で、中国は原子力発電や高速鉄道などの分野で安全な技術と高いコストパフォーマンスを誇っており、両国は協力強化で広大な可能性を持ち、第三の市場を共同開発することもできるとアピールした。

今年に入ってから李総理の「高速鉄道外交」はさらに集中的に行われた。今年5月にエチオピアを訪問した際にも中国の高速鉄道を売り込み、アフリカに高速鉄道の研究開発センターを作ることを提案した上、アフリカの道路・鉄道・電信・電力など各事業の建設に積極的に参加したいとの意向を伝えた。


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