9月、中国国産車の販売が回復、新エネ車の生産販売が急増

中国自動車工業協会(CAAM)は13日、今年第1～3四半期（1～9月）の自動車工業生産・販売データを発表した。同協会の葉盛基副事務局長は、「1～9月の自動車工業業界を一言で表すと、『喜びも憂いも相半ば』と言える」と述べた。中国経済網が伝えた。

データによると、今年1～9月、中国の自動車生産台数は1722万5900台、販売台数は1700万900台で、それぞれ前年同期比8.1％増、7％増となった。増加幅は前年同期をそれぞれ4.7ポイント、5.7ポイント下回ったが、1～8月のデータと比べるとやや拡大した。同協会はこれまでに、今年通年の中国自動車販売台数について、8％前後の増加幅を維持し、2400万台には届かないだろうとの予測を発表している。

乗用車市場の増加率は良好で、販売台数は1415万5500台と、同10.2％増となった。同協会の董揚副会長兼事務局長は記者に対し、「中国メーカーの乗用車はコストパフォーマンスが最も高い。現在の中国車メーカーは、研究開発面で過去と比べて大きく進歩しており、他メーカーの模倣という後ろ向きの研究開発から、自主開発という前向きの研究開発に転じ、各技術指標も先進レベルに達している」と指摘した。

9月、中国メーカーの乗用車販売台数は、下げ止まり回復を実現し、そのシェアは前月比・前年同期比でいずれも小幅の上昇を見せた。データによると、9月の中国メーカーの乗用車販売台数は65万3600台で前月比19.89％増、前年同期比6.98％増となり、乗用車販売台数全体の38.54％を占めた。シェアは前月比1.41ポイント上昇、前年同期比0.19ポイント上昇した。

注目すべきは、中国の新エネルギー車の生産・販売台数が顕著に増加している点だ。データによると、9月、新エネルギー車の生産台数は8047台と、前年同期比833％増となった。1～9月の新エネルギー車販売台数は累計3万8163台と、前年同期比280％増となった。うち、電気自動車（EV）の販売台数は2万2258台、プラグインハイブリッド車（PHV)は1万5905台。（編集SN）

「人民網日本語版」2014年10月15日