旅順博物館所蔵の甲骨の発表式が16日午前に開かれた。中国社会科学院学部委員、中国社会科学院歴史研究所甲骨学殷商史研究センター長の宋鎮豪氏は、「拓本、つづり合わせ、年代の整理、分類を経て、旅順博物館に保存されている清朝末期の金石学者の羅振玉が集めた2211点の甲骨から、34の新たな字と字形が発見された。この数量は過去20-30年の甲骨研究の歴史においても稀で、甲骨文字バンクを豊富にした。中国社会科学院歴史研究所は現在、これらの新しい字の分析を終えた」と述べた。新たに発見された字には、人名、地名、国名、祭祀名、置き字などが含まれ、農業、宗教、気象、戦争などに関連している。その歴史資料としての価値は極めて高く、甲骨学の発展を力強く促し、現在の甲骨文の研究をけん引することになる。新たな字の分析と歴史資料の発見は、殷・商の歴史の疑問点を解消し、歴史の謎を解き明かす鍵となるだろう。光明日報が伝えた。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年10月17日