この記事の題名を見て、おかしいと思った中国人もいるだろう。歴史的には、侵略され、被害を受けたのは中国人のはずで、中国人が日本に反感を持つのは理にかなっているが、なぜ日本人が中国や中国人に反感を持っているのだろう?新華網が伝えた。
しかし、これは紛れもない事実なのだ。中国日報の報道によると、中日両国が共同で実施した世論調査の結果、中国に対して「良くない印象をもっている」と答えた日本人の割合は93%に達し、過去10年間で最悪の結果となった。
一方、日本に対して「良くない印象をもっている」と答えた中国人の割合は6ポイント減少し、86.8%となった。日本人の対中感情は悪化しているが、中国人の対日感情はやや好転し、日本旅行へ出かける人もますます増えている。このコントラストは興味深い。
では、日本人はなぜ中国に「良くない印象をもっている」なのだろう?
日本人の嫌中と聞いて、多くの人が「釣魚島(日本名・尖閣諸島)の領土争い」、「首相の靖国参拝」、「歴史問題の反省」といった、両国の外交面の問題で両国関係が膠着状態に陥ったため、国民感情もこれに影響を受けているのだと考えるだろう。しかし実際はそうではない。