中国共産党第18期中央委員会第4回全体会議(四中全会)が10~23日に北京で開催される。法による国家統治の全面的推進について特別に研究し、方針をまとめる初の全体会議となる。法による国家統治を中央委員会全体会議のテーマとしたことは、執政法則と政権党建設法則に対する中共の認識が一段と深化し、高まったことを示していると分析される。今期四中全会での「法による国家統治」の研究は、共産党自身の建設にも国家の発展の命運にも関わると指摘するメディアもある。
第18期四中全会には大きな議題が5つある。
(1)中共中央政治局の活動報告。
(2)法による国家統治の全面的推進という重大問題の研究。
(3)「法による国家統治の全面的推進における若干の重大な問題に関する中共中央の決定」の審議。
(4)一部人事の調整。
(5)コミュニケを発表し、全体会議について対外的に紹介。
慣例では、全体会議前に招集する中央政治局会議で、全体会議での審議にまわす文書について話し合う。政治局会議はすでに9月20日に招集され、「法による国家統治の全面的推進における若干の重大な問題に関する中共中央の決定」の審議・採択など、全体会議の重要議題がいくつか明らかにされた。全体会議開催中は、いかなる発表もない。閉会日の10月23日にコミュニケを発表し、全体会議開催のおおむねの状況を全世界に紹介する。さらに数日後、全体会議で採択した「決定」の全文が公表される。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年10月20日