2014年11月6日  
 

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人民網日本語版

北京APEC、アジア太平洋地域の長期発展模索 3つのポイント (3)

 2014年11月06日11:07

ポイント(3)地域内の相互連結に青写真提供

会議では『APECの相互連結についての青写真』の推進・制定も積極的に進められ、アジア太平洋地域の現実を見据えた実務的な措置が取られることとなる。

国家開発銀行研究院の曹紅輝・副院長は、地域内の相互連結は人員交流や貨物流通などの物理的なコストを引き下げるものだと指摘する。アジア太平洋の一部地域では現在、連結が実現されていなかったり、連結されていても往来がなかったり、往来があってもスムーズでなかったりといった問題が見られ、ハードウェア・ソフトウェア・人員の3つのレベルでの相互連結の実現が求められている。

中国とその他の20カ国は10月24日、北京で調印式を行い、アジアインフラ投資銀行の設立を決定した。中国(海南)改革発展研究院の遅福林院長はこれについて、ハードウェア設備の建設では、アジアインフラ投資銀行が重要な役割を発揮し、地域の相互連結を強力に推進することになると指摘する。

アジアインフラ投資銀行の融資を受け、アジア太平洋自由貿易圏のインフラの相互連結はさらに加速するものと見られる。相互連結は、貿易や投資の自由化や簡便化をさらに促進し、アジア太平洋自由貿易圏の実現の拠り所となる。

北京APECではこのほかにも多くの成果が期待されており、各メンバー間で合わせて100を超える成果が達成される見込み。設立25周年というAPECにとって節目の年に、北京APECは、アジア太平洋地域の協力と世界経済の発展に、実務的な成果によって独自の一歩を残すものと期待されている。

「チャイナネット」2014年11月6日


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