2014年11月6日  
 

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人民網日本語版

北京APEC、アジア太平洋地域の長期発展模索 3つのポイント

 2014年11月06日11:07

アジア太平洋経済協力(APEC)の第22回非公式首脳会議が北京で開催される。中国がAPEC会議の開催国となるのは13年ぶり。

会議のテーマは「アジア太平洋協力を通じた未来の形成」。中国の王毅外相は、アジア太平洋地域の自由貿易プロセスの始動など3分野での新たな進展に期待を示している。アジア太平洋地域の開放型経済への歩みを進め、APECの発展の未来を描き出し、アジア太平洋の長期発展に大きな影響をもたらす会議となりそうだ。

ポイント(1)自由貿易圏推進の重要な一歩

北京APECの最大の見どころの一つが、アジア太平洋地域の自由貿易圏に向けたロードマップの発表だ。

アジア太平洋自由貿易圏は2006年のハノイAPECで提出された概念だが、その後、実質的な進展は遂げられていない。アジア太平洋地域には、二者間・多者間の経済協力体制が次々と生まれており、アジア太平洋地域をカバーする自由貿易圏にとっては一定の土台となると見られている。

中国社会科学院アジア太平洋研究所の李向陽所長によると、アジア太平洋の自由貿易プロセスが今会議で始動されれば、アジア太平洋地域の経済協力の推進を通じて、アジア太平洋地域の様々な多者間の自由貿易体制を統合し、地域一体化における分散や重複という局面を転換するものとなる。

中国社会科学院学部委員の張蘊嶺氏によると、APECの基本的な働きは開放の推進にあり、アジア太平洋地域の発展の貴重な経験も地域の開放にある。アジア太平洋地域は統合と開放のプロセスを進めるための強力なパワーを必要としており、「実質的な共通認識を達成するには今回の北京会議が重要な契機となり得る」。


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