中国のピアニスト・李雲迪(ユンディ・リ)が6日夜、東京オペラシティ・コンサートホールでピアノ・リサイタルを開催。ショパンの「夜想曲」やシューマンの「幻想」、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ14番「月光」、23番「熱情」などを披露し、観客から鳴りやまない拍手を浴びた。中国新聞網が報じた。
観客のアンコールに応えた李雲迪は、中国の任光が作曲した名曲「彩雲追月」や「草原情歌(原題:在那遥遠的地方)」のアレンジ版など4曲を披露した。
今回のツアーは10月25日に長野県上田市交流文化芸術センターから始まり、福岡、浜松、福井、横浜、新潟、高岡、武蔵野と続いて、東京が9カ所目。毎回満席となり、アンコールが巻き起こっている。李雲迪は2001年に初来日し、当時から多くの観客を魅了し、ファン獲得に成功してきた。
今後、名古屋や大阪、東京、札幌、仙台などでもピアノ・リサイタルを開催する予定だ。
6日、ピアノ・リサイタルを終えた李雲迪は、「今回の日本ツアーは長く、少し疲れている。でも、さまざまな場所でピアノ・リサイタルを開催し、ショパンやシューマン、ベートなどの曲以外に、中国の楽曲も紹介できている。聴衆の反応も良く、とても満足している」と充実感に浸った。
日本ツアーが、李雲迪の今年最後の国外ツアーとなる。 (編集KN)
「人民網日本語版」2014年11月7日