プーチン大統領「北京APECはアジア太平洋の重要な出来事」

ロシアのプーチン大統領は北京で開催されるアジア太平洋経済協力会議（APEC）首脳会議への出席を前に、モスクワで人民日報など中国メディアの共同インタビューに応じた。

プーチン大統領は「北京APEC会議がアジア太平洋地域における今年の重要な出来事の1つとなることは間違いない。中国の習近平国家主席とこれまで同様に緊密かつ大変建設的な協力を繰り広げることを希望する」と強調。「近く北京で開催されるAPEC会議は、地域の対等で互恵的なパートナーシップの一層の強化に顕著な貢献を果たすと信じている」と述べた。

プーチン大統領は「中国との友好関係の深化はロシアの外交政策において優先事項だ。露中両国は包括的・戦略的協力パートナーシップに関係を格上げした。世界や地域の主要な問題において、露中両国の立場は近い、または一致しており、多国間の場で効果的な協力を展開し、国際問題で緊密に歩調を合わせている」と指摘。

「現在、両国は似た課題に直面している。まずインフラを整備し、ハイテク分野の発展を後押しすることだ。両国が優先的に発展させている産業も、省エネとエネルギー効率の向上、新たな情報技術の研究開発、交通運輸、原子力、宇宙、環境保護など、かなりの程度期せずして一致している」と強調した。

プーチン大統領はさらに「両国はエネルギー協力を強化した。露中間の石油パイプラインはすでに建設が完成し、使用も始まった。双方は石油供給拡大協定および大型天然ガスプロジェクト協力協定にも調印した」と指摘。

「人的・文化分野の露中協力には非凡な意義がある。両国は『国家年』『言語年』『観光年』など大型行事の相互開催を通じて、教育、科学技術、文化、観光、スポーツ、衛生分野の交流を拡大した」と指摘した。（編集NA）

「人民網日本語版」2014年11月7日