シンガポールの「聯合早報」の報道によると、日米両政府は燃える氷と呼ばれるメタンハイドレートを共同開発すると発表した。最も早くて2年内にアラスカ州で地質調査を開始する。また、向こう5年間、1日当たり2万立方メートルを生産する目標も打ち出された。両国は低コストの採掘技術を見つけるために採掘しやすい地上で採掘実験を始め、それから日本の周辺海域で本格的に開発する計画を明らかにした。
生産実験を主な業務とする石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は6日、米エネルギー省国立エネルギー技術研究所の代表と備忘録に署名した。これはメタンハイドレートの調査と詳しい生産計画に関する日米両政府間の初の備忘録である。
両国政府は今後5年間、海底の条件に似たアラスカ州北部の永久凍土層で地質調査と生産を進める。総額数十億円の事業に、日本は年間100億円のメタンハイドレートの開発予算から一部を拠出する予定である。
「チャイナネット」 2014年11月7日