中国証券監督管理委員会(証監会)は10日、上海証券取引所と香港証券取引所の間での株式相互取引のテスト事業を今月17日にスタートすることを明らかにした。計画に基づき、15日には香港市場の相互取引システムの通関テストが行われる。
テスト事業の初期段階には、人民元の国境を越えた投資の限度額について総量管理を行い、香港株式の相互取引の限度額を2500億元(約4兆6882億円)とし、一日あたりの限度額は105億元(約1969億円)。上海株式の相互取引の限度額は3千億元(約5兆6258億円)、一日あたりの限度額は130億元(約2437億円)。香港株式の相互取引の対象は268銘柄、香港株式相互取引事業への第1期参加企業は89社に上る。
相互取引が正式にスタートすると、大陸部と香港市場の投資家は最寄りの証券会社や証券ブローカーを通じて、規定の範囲内で相手市場の上場株式を直接売買することが可能になる。大陸部の投資家は相互取引を通じ、香港の株式に直接投資することができるようになる。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年11月11日