北京知的財産裁判所開設　国内初

セルフサービスカウンターで、情報検索のやり方を弁護士に説明する裁判所の職員

北京知識産権法院（知的財産裁判所）が6日午後、正式に創設され、案件の受理がスタートした。同裁判所は、知的財産権を専門に取り扱う、国内初の裁判所となった。今後、北京の各中級裁判所が、知的財産権に絡む民事案件や行政案件を受理することはなくなった。新京報が伝えた。

最高人民法院がこのほど発表した「北京、上海、広州における知的財産権法院案件管轄に関する規定」によると、北京知的財産裁判所は、以下の種類の案件を取り扱う。

〇地区を跨いで管轄する、特許、技術機密、コンピュータソフトウェアなどより高い専門性・技術性を帯びた知的財産権に絡む民事・行政第1審案件

〇国務院傘下部門または県級以上の地方人民政府が関与する著作権・商標・不当競争などの行政行為に関する訴訟の行政案件

〇著名ブランドの認定をめぐる民事案件

新しく創設された北京知的財産裁判所は、次のような特色を備えている。