天津大学のイベントに、「微信(WeChat)プリンター」が登場した。携帯電話で2次元コードをスキャンし写真を送るだけで、その場で印刷された写真を無料でもらい、さらに写真に個性的な文字を添えることができる。科技日報が伝えた。
この装置は2つの部分によって構成される。1つ目は画像処理を行うパソコン、2つ目はプリンターだ。この装置の研究開発において最も重要だったクライアントコードとサーバーコードの生成は、蘇暢さんら5人の学生が担当した。ハードは彼らが約3000元(約5万6500円)を使い、ネット通販で購入したものだ。
この微信プリンターというアイデアは今年5月、「国家級大学生革新創業訓練計画」の創業実践プロジェクトの支援を獲得した。この学生たちはプログラミングを得意とするが、実際の操作の過程において多くの難題にぶつかった。蘇さんは、「コードの作成後、クライアントのネットワークがサーバーのネットワークと持続的に連結できないことが分かった。ハードが条件を満たせないことから、ソフトに手を加え解決するしかなかった。私たちは作成したすべてのコードをあきらめ、別のプログラム言語で書き換えた」と語った。
天津大学で今年10月中・下旬から使用開始された微信プリンターは、すでに多くのイベントで力を発揮しており、学生のために500枚以上の写真を印刷した。蘇さんらはプリンターの画質を高め、よりハイレベルなイベントに活用できるよう取り組みを続けている。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年11月19日