アリババ(阿里巴巴)集団などの通販の商品物流を担う菜鳥網絡科技有限公司が20日に発表した「ダブル11(11月11日)」激安セール期間の最新荷物配送状況によると、11日から19日までに荷受人への配達が完了した荷物の件数は2億900万件と、すでに受注全体の約80%に達している。
受注状況を地域別に見ると、「ダブル11」荷物配送先は、217カ国・地域に及んだ。最北は北極圏のグリーンランド、最南は南米チリ、最も遠かったのは、アルゼンチンとウルグアイだった。
荷物取扱量については、大手宅配便業者は軒並み、前年同期比倍増した。19日深夜12時の時点で、天猫モールでの「ダブル11」受注数は2億6700万件に上り、9日間の出荷率は97.8%に達し、前年同期(96.0%)を上回った。宅配業者の集荷件数は2億5千件、集荷率は91.6%と、こちらも前年同期(84.1%)より高かった。9日間の間に荷受人への配達が完了した荷物の件数は2億900万件、配達完了率は76.7%で、前年同期比6.2ポイント上昇した。
今年の「ダブル11」の特徴として、配送サービスのルート拡充に伴い、国内3・4線都市などの消費者にも多大なメリットがもたらされたことが挙げられる。3・4線都市、遠隔地、農村地区への配送件数・配送スピードはいずれも、明らかに上昇した。ここ数日の統計データによると、寧夏、貴州、甘粛、新疆、西蔵(チベット)などの西部地区および3・4線都市における配達完了率は、前年同期を大幅に上回った。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年11月21日