ネイチャー・パブリッシング・グループが発表した最新のネイチャー・インデックスによると、中国の科学研究機関の世界の科学に対する貢献が近年拡大している。そのうち中国科学院は「加重分数カウント(weighted fractional count)指数」で、世界の科学研究機関の首位に輝いた。人民日報が伝えた。
WFC指数はネイチャー・パブリッシング・グループが世界一流の科学者を集め、長期的な研究を経て設置された。同指数の計算によると、中国科学院が2013年に発表した高品質科学論文の総得点は1209.46点で、2位のハーバード大学を357.34点、独マックス・プランク研究所を480.82点、仏国立科学研究センター(NRS)を488.84点上回り、世界一となった。特に化学、物理学、地球・環境科学において、中国科学院は圧倒的な強さを示した。中国科学院は生命科学で4位につけ、ハーバード大学、米国立衛生研究所、スタンフォード大学に続き、NRSとマックス・プランク研究所を上回った。
中国科学院は2013年、68の世界的に最も優れた科学誌(ネイチャー、サイエンス、セルなどを含む)で、高品質科学論文を2661編発表し、世界の科学研究機関のうち3位となり、米国とEUに続き世界の14%以上を占めた。1980年代の段階では、この比率は1%未満だった。
中国科学院がネイチャー、サイエンスという世界トップクラスの科学誌で発表する論文数が急増しており、前年の2倍弱になった。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年11月25日