中国交通運輸部(省)が発表した情報によると、国際海事機関(IMO)第94回海上安全委員会は審議の結果、北斗衛星航法システムの航行安全許可を出した。これは北斗システムが正式に全世界無線航行システム(WWRNS)に追加され、海事分野における活用の国際的に合法な地位を獲得したことを意味する。人民日報が伝えた。
北斗システムが国際機関の承認を得るのはこれが初めてで、同システムの世界基準化の取り組みにとって重要な節目となった。今回の承認は、同システムの海事分野における国際活用および海事国際基準化体制の構築推進に向けた基礎になる。
中国はIMO総会の理事国として、北斗システムの承認を取得し、同システムをグローバル・ポジショニング・システム(GPS)、グロナス(GLONASS)に続く世界で3番目の全世界衛星航法システムにした。これは国際海事分野における北斗システムの全面的な活用を促す。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年11月25日