2014年11月26日  
 

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日本人の愛用品「手帳」 (2)

——中国メディアが見る日本

人民網日本語版 2014年11月26日07:48

使い勝手を良くするために、バラエティに富んだ様々なカバーが販売されている以外に、手帳本体の設計も、市場ニーズに応じるため多様化している。方眼や罫線の紙面は、学生向きだ。薄い紙質のインディアン紙は、大変書きやすく、仕事で使うのに最適。また、今流行している文庫本型手帳は、プラスチック製カバーと、栞(しおり)まで付いている行き届いたデザインだ。180度開くことができ、隅々まで書きやすい。このタイプの手帳は、流行に敏感な人々に人気がある。

つまるところ、日々の生活のストレスを減らし、計画を効率良く立てるための手帳が追及する点はただ一つ、「使用者にとって最大の味方」であることだ。競争が激化する社会において、手帳のメリットを最大限活用し、脳がストレスを受ければただちにそのストレスを手帳に移す。こうすれば、無形だったストレスが有形化し、明るい場所で露わになる。すると脳のストレスはたちまち解放され、また思惑や構想が浮かぶゆとりが脳に生まれ、最大の効果が得られる。手帳は、まるで「一番の親友」のように、自分のことなど顧みず、本人の困難を一緒に受け止め、ともに壁を乗り越えてくれる。

人間の脳細胞は十数億個あるが、そのうち実際に活動しているのは、ほんの一部分に過ぎないと言われている。このため、日常生活で「脳がいっぱいいっぱい」と感じるときは、脳が過剰なストレスを受けている場合が多い。中年や若い人の過労死は、まさしくこれと関係がある。それらのストレスを手帳に移せば、手帳の主人(本人)が執行者となり、もはや脳の奴隷ではない。少なくとも、予定通りに事が運ばない場合でも、それは手元に負債が1件残っているだけで、自分の脳がダメージを受けることはない。

人は誰でも、生活していく上で、感情をコントロールする必要がある。実のところ、あらゆる人に手帳は必要だ。さまざまな悩みを手放し、リラックスして自分の人生を歩んでいくことができれば、人生の目標が具体化し、壮大な夢が、日々の努力を通じて、現実となる日が必ずやって来る。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年11月26日


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