浙江省金華市金東区で働く王祥さんは、4年2カ月の時間と5箱分の刺繍糸、196万針以上の作業を費やして、長さ18メートル、幅1.2メートル、重さ約10キロのクロスステッチ作品「清明上河図」を完成させた。
この巨大なクロスステッチ作品は発表されてすぐに人々の注目を集め、作者が40代男性であることにも大きな話題を呼んだ。
王祥さんは部隊を退役した幹部で、部隊にいる時にクロスステッチに出会った。「2005年、妻が「八駿図」というクロスステッチを始めたが、1割ほど刺繍したところでやめてしまった」と王祥さんは笑う。妻は刺繍で目が疲れ、長時間座っていると腰痛になると感じてやめてしまった。ちょうど部隊で針仕事を習ったことのある王祥さんが、妻が放棄した「作業」を引き継いだ。王祥さんにとってクロスステッチは忍耐心のトレーニングで、特に短気な人にとっては少しずつ性格を変えるのに役立つという。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年1月26日