中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は27日の定例記者会見で「中国が関係国と共に記念行事を行うのは、第2次大戦の勝利の成果と戦後国際秩序を維持し、世界平和を守る揺るぎない立場を表明するためだ」と表明した。
――今年中国が軍事パレードを実施するとの報道について、確認をいただきたい。どのような目的と意義があるのか。
今年は世界反ファシズム戦争勝利70周年であり、歴史を総括し、振り返り、未来を計画し、展望する重要な時期であり、中国、国連および関係国はいずれも記念行事を行う。中国は第2次世界大戦の戦勝国であり、第2次大戦のアジアの主戦場でもあり、世界反ファシズム戦争の勝利のために重大な貢献を果たし、多大な犠牲を払った。中国が関係国と共に記念行事を行うのは、平和を望み、平和をしっかり守るよう善良な一人一人に呼びかけ、世界の人々の歴史の記憶と平和を大切にする思いを喚起するとともに、第2次大戦の勝利の成果と戦後国際秩序を維持し、世界平和を守る揺るぎない立場を表明するためだ。各国が共にこの機会に歴史を総括し、振り返り、歴史経験の教訓を汲み取り、さらに素晴らしい人類の未来を切り開くべく共に努力し、平和が永続し、共に繁栄する世界の構築に共に尽力することを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年1月28日