リピーターを獲得するため、炎さんはメイドを務める少女たちにマナーやメイクアップ、ダンス、アニメ文化、オーダーの取り方、料理を出す際のサービスの仕方などについてトレーニングを行い、各自の品位を高めるほか、ハロウィーンなどの祭日にテーマごとの「イベントウィーク」を行っている。
特に、店の従業員に関して、炎さんは非常に厳格に選んでいる。見た目だけでなく、アニメ文化への理解や才芸なども考慮すべきポイントの一つだ。現在、店には62人の従業員が働いている。そのうち、50人がメイド、12人が執事を務める。従業員のそれぞれは歌が上手かったり、踊りが得意だったりと自分の才芸を持っている。そのほとんどが大学生だ。また、店ではアルバイトのシフト性を採っている。毎日、3、4人の従業員が出勤するようにシフト決めされ、シフト表は微博(ウェイボー)で掲載される。
一方、顧客は自分の好みの従業員を選んで個別サービスを受けることができる。現時点では、店の主な収入は飲食代となっている。メイドと一緒にゲームを遊ぶには1時間10元(約190円)の料金がかかる。また、中学生、高校生に対しては、大学生のメイドが宿題を手伝うサービスも提供しており、この料金は一般の家庭教師の時給よりも安い。
今年から、カフェは、東京にある漫画学校と提携して、日本旅行事業も立ち上げた。日本へ旅行に行きたい人や漫画を学びたい人に対して7日間の専門ホットラインサービスを提供している。