子供たちは、将来の夢を自由気ままに思い描き、周囲の人に話す。彼らにとって、「未来は無限の可能性を秘めている」からだ。小さい頃は誰もが、大きいものであれ小さいものであれ、叶えたい夢を持っていた。大人になっても、その夢を持ちづける人もいることはいるが、絶対的多数の人は、現実の安定した生活に満足する、あるいは、限られた平凡な日常を甘んじて受け入れている。春節(旧正月)が過ぎ、新たな1年を迎えた。読者の子供の頃からの夢は、まだ生き続けているだろうか?中国青年報が伝えた。
中国青年報社会調査センターは、民意中国網と携帯騰訊網を通じ、春節連休中に1万309人を対象として、「子供の頃からの夢」に関する調査を実施した。回答者のうち、「子供の頃からの夢を覚えている」と答えた人の割合は65%だったが、「子供の頃からの夢は叶っていない」とした人は75.8%に達した。それでも、46.5%の人が、「子供の頃からの夢を叶えるために努力し続ける」と答え、「新しい1年は、より良い年になると思う」とした人は55.5%に上った。
○子供の頃からの夢、75.8%が「叶っていない」
子供の頃からの夢とは、具体的にはどんな夢なのだろうか?調査によると、「ある特定の職業に就きたい」が49.9%でトップ、「たくさんお金をかせぎたい(36.8%)」「何らかの目標を実現したい(23.2%)」「世界一周旅行をしたい(11.7%)」が続いた。このほか、「ある特定の技能を身に着けたい」「おやつを満足するまで食べたい」などの夢もあった。
子供の頃からの夢が叶った人は、一体どれくらいいるのだろうか?「叶っていない」と答えた人が75.8%を占めた。その理由としては、「現実の生活を優先させているから(47.1%)」、「自分に夢を叶える気力と覚悟がなかった(18.4%)」「あまりにも幼稚な夢を持っていた(18.2%)」などが挙がった。また、「両親はじめ家族の反対に遭った」という答えもあった。21.6%の人が、「夢に向かって今も努力を重ねている」と答えた。