外交部(外務省)の洪磊報道官は18日の定例記者会見で「日本の植民過程およびその地図上の反映によって、釣魚島(日本名・尖閣諸島)が中国に属するという事実を変えることは全くできない」と表明した。
――日本外務省公式ウェブサイトに掲載された1969年の釣魚島の地図について昨日コメントされたが、新たな補足はあるか。
1969年の地図は2つの点を物語っている。第1に、釣魚島が中国の一部、具体的には台湾省の一部であることを証明している。第2に、日本が台湾を侵奪・占拠し、釣魚島を盗み取ったという歴史的事実を反映している。
この地図は「中華人民共和国分省地図」の「福建省・台湾省」であり、福建省と台湾省の管轄する地域を完全に示すため、福建省北部、台湾省南部、釣魚島及びその周辺海域の3区域を意図的に枠外にはみ出す形で挿入している。これは釣魚島が中国の一部であることを十分に、有力に証明するものだ。
中国は釣魚島を最も早く発見し、かつ長期間有効に管轄し、明清時代の中国の多くの地図は釣魚島を明確に表記してきた。甲午戦争(日清戦争)前には西洋の地図も釣魚島という名称を幅広く使用し続けたうえ、中国に属することを明確に表記してきた。甲午戦争後、日本は釣魚島を含む台湾及びその附属島嶼に対して長期間の植民地支配を行った。釣魚島の地名に関する地図上の表記の変化はこれが関係している。第2次世界大戦終結後、国際的な法律文書に従い、釣魚島は中国に復帰した。
日本の植民過程およびその地図上の反映によって、釣魚島が中国に属するという事実を変えることは全くできない。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年3月19日
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