国家統計局が18日に発表した今年2月の全国の大・中都市70カ所の住宅販売価格の統計データによると、新築分譲住宅価格が前月比低下したところは66カ所に上り、前月より2カ所増え、また価格の前月比低下幅も拡大したという。人民網が伝えた。
▽不動産価格が引き続き低下 新築でも価格上昇なし
新築分譲住宅価格の変動状況をみると、前月と比較した場合、70都市で価格が低下したところは66カ所、上昇したところは2カ所だった。上昇したのは贛州と深センで、贛州は前月比0.1%上昇、深センは同0.2%上昇だった。前月の水準を維持したところは2カ所で、武漢と瀘州だった。前月比の価格の動きをみると下げ幅が最も小さかったのは湛江で同1.3%の低下となった。
前年同月と比較した場合、70都市で価格が低下したところは69カ所、前年同月の水準を維持したところは廈門(アモイ)1カ所だった。前年同月比の価格の動きをみると下げ幅が最も小さかったのは杭州で同10.8%の低下だった。
中古住宅の価格の動きをみると、前月と比較した場合、70都市の中で価格が低下したところは61カ所、上昇したところは5カ所だった。上昇したのは上海(0.1%上昇)、深セン(0.3%上昇)、贛州(0.2%上昇)、瀘州(0.1%上昇)、南充(0.1%上昇)。前月の水準を維持したところは石家荘、南京、鄭州、九江の4カ所。前月比の価格の動きのうち、価格上昇幅の最大は0.3%上昇で、価格低下幅の最大は錦州の1.2%低下だった。
前年同月と比較すると、70都市のうち、中古住宅価格が低下したところは69カ所に上り、上昇したのは深センだけで1%上昇した。前月比の価格の動きのうち、価格の低下幅が最大なのは牡丹江の14.2%だった。
国家統計局都市社会経済調査司の劉建偉シニア統計士は、「2月の不動産市場は春節(旧正月、今年は2月19日)があるため前月比売上が減少し、前年同月比価格も春節があるため低下幅が拡大した。(比較の対象となる)前年同月の基数が高かったため、前年同月比不動産価格は持続的に低下することになった。大中70都市のうち新築分譲住宅価格が前年同月の水準を維持したところは1カ所だけで、他はどこも低下した。中古住宅価格が上昇したところは1カ所、他はすべて低下だった」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年3月19日