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北京市政交通カード、年内にも石家荘で利用可能に

人民網日本語版 2015年05月21日14:37

北京市内の公共交通機関で利用できるICカード「北京市政交通カード」を持っていれば、北京・天津・河北3省・市の路線バス・地下鉄・都市鉄道に乗車できる――。このような願いが、来年にも実現する見込みとなった。河北省交通運輸張はこのほど、同省は年内にも、石家荘・保定・廊坊など主要都市を試行エリアとし、天津や北京とのネットワーク化を試行、北京・天津・河北3省・市の「公共交通共通カード」が来年にも誕生する見込みだと発表した。京華時報が伝えた。

交通部(省)がこのほど発表した「交通共通カードの健全な発展を促し、相互利用の実現を加速するための指導意見」では、交通共通カードの実名制導入を奨励し、路線バス、タクシー、水上バス、長距離バス、都市間鉄道、駐車場などでの利用を実現することが提案されている。また、北京・天津・河北、長江デルタ、珠江デルタ、長江経済ベルト中流域の都市群において、交通共通カードの相互利用プロジェクトを率先して推し進める。2020年までに、全国規模で都市管轄地域を跨ぐ公共交通共通カードの相互利用をほぼ実現させ、全国ネットワークを確立することを目指す。

河北省交通運輸庁によると、同省は今年、河北公共交通共通カードの省レベル清算決済プラットフォームの構築に尽力し、石家荘・保定・廊坊など主要都市におけるネットワーク試行を年内に実現させ、北京・天津とのネットワーク化を図る。来年には、北京・天津・河北3省・市における交通共通カードのネットワーク化という大目標を実現させる。これは、北京市民が、共通カード1枚さえ持っておれば、河北や天津の公共交通機関で何不自由なく利用できることを意味する。

最新の統計データによると、北京市ですでに発行された公共交通共通カードは7千万枚を上回った。3省市で共通カードの相互利用が実現した暁には、これら7千万枚のカードは、交換が必要なのだろうか?河北公共交通共通カード電子決済サービス有限公司の徐建新・董事長は、「各都市が発行した共通カードの相互利用を実現するためには、技術システム規格を統一することがポイントだ。これについては、3省・市が現在取り組んでいる。河北省では、11の地級市で、5種類以上のシステムが運用されている。これらのシステムが統一されれば、市民が現在所持しているカードは交換する必要はなく、たとえば銀聯カードと同じように使用できる」と説明した。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年5月21日

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