中国の劉結一国連大使は5日「ウクライナ東部情勢は最近再び悪化している。中国側は関係各方面に対して、冷静さと自制を保ち、ウクライナ危機の政治解決プロセスを推し進め続け、ウクライナの平和と安寧を早期に実現するよう呼びかける」と表明。「安保理決議採択後、停戦、重火器の撤収、作業グループの設置といった『ミンスク合意実行の総合措置』の規定は進展を得た。ウクライナ東部情勢は一定期間、全体的に安定を保ち、停戦状況はおおむね維持された」と述べた。新華網が伝えた。
劉大使はまた「中国側は一貫してウクライナを含む各国の主権と領土の一体性を尊重しており、対話と協議を通じた解決がウクライナ問題の唯一の出口だと考えている」と表明。「中国側は関係各方面に対して、共に努力して、包括的で均衡ある永続的な政治的解決案について早期に合意し、ウクライナおよび地域全体の平和・安寧・安定・発展を実現するよう呼びかける。中国側は引き続きウクライナ問題の政治的解決のために建設的役割を発揮する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年6月8日