華春瑩報道官 |
外交部(外務省)の華春瑩報道官は14日の定例記者会見でウクライナ情勢について「中国はウクライナ各方面が冷静さと自制を保ち、情勢の一層の悪化を避けることを希望する。中国は関係各方面が引き続き対話と協議を行い、できるだけ早く前向きな進展があるようウクライナ危機の政治的解決を推進することを支持する」と表明した。
――ウクライナ治安部隊と親ロシア派武装集団が13日、スラビャンスクで衝突し、死傷者が出たとの報道について、コメントは。現在のウクライナ情勢をどう受け止めているか。
中国は関係各方面が冷静さと自制を保ち、各地区、各民族の合法的利益と懸念を十分に考慮し、配慮したうえで、政治的対話を通じて危機解消の道を探り、ウクライナ政局の安定と社会・経済発展を促進することを希望する。中国は関係各方面が引き続き対話と協議を行い、できるだけ早く前向きな進展があるようウクライナ危機の政治的解決を推進することを支持する。
――国連安保理がウクライナ情勢について緊急会合を開いたことについて、コメントは。
中国はこのところのウクライナ情勢のエスカレートに憂慮している。ウクライナ各方面が冷静さと自制を保ち、情勢の一層の悪化を避けることを希望する。ウクライナ問題の解決は各方面の利益と懸念に関わる。したがって各方面に同時に配慮し、均衡を図り、引き続き政治・外交ルートを通じて溝を埋め、法律と秩序の枠内で平和的に解決する必要がある。中国はウクライナ情勢の緩和に向けた国際社会の建設的努力と調停活動を一貫して呼びかけており、引き続きこれを支持する。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月15日