違反者にはメールで警告
ネット上の情報量は膨大かつ複雑で、ネット警察の作業も細分化が不可欠である。北京部隊を例に挙げると、監督、警告、巡回などいくつかの部署に分けられている。
「ネット上で流した違法な内容によって我々の対処法も異なる」と高氏。軽度の違法に対してはメールで警告し、「まず我々の身分を示した上で、該当者に対しその行為がなぜ違法なのかを示し、法律の宣伝教育を行う」という。
虚偽の内容を悪意なく転送している場合など、そのネットユーザーが違法だと知らずに行為に及んでいる場合もあり、そうしたパターンには比較的穏やかな善意ある警告を与え、多くの場合がその善意を汲み取り、ユーザーも協力的な態度を示すという。
毎日が残業
ネット上での違法行為は昼夜を問わないため、ネット警察の出勤時間にも法則性はない。70年代生まれで、この部隊の中では兄貴分の警察官・柳氏は、「毎日が残業、辛く楽しく仕事をしている」と語り、高氏は「徹夜も日常茶飯事」と日々の仕事の辛さを笑顔で語った。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年6月8日