韓延監督による、白百可、呉彦祖主演の、熊頓が描いた人気の同名マンガと実体験をもとに翻案したコメディ映画「出ていけよ、腫瘍君」が18日、上海国際映画祭の期間中、メディアや一般観衆に向け評価試写会を数回実施した。8月13日全国で封切予定。上映後の観衆の反応を見ると、この映画はほぼ観衆全員の好評を集めていた。2か月前の北京国際映画祭での初の試写会から口コミが広がり、現在も広まり続けている。新華網が伝えた。
「出ていけよ、腫瘍君」は同名人気マンガとその作者である熊頓の実体験に基づき作られた。主に、29歳の楽天家の漫画家、熊頓が人生最大のピンチに直面している最中であっても、運命を笑顔に変える物語が書かれている。2012年、すでに熊頓はインターネットにて自分の作品を発表している。その後、明るい色彩、生き生きとした筆使いを用いながら、恥さらしを恐れず、自虐ネタを駆使し、日々のエピソードを綴っており、ネットユーザーたちは「泣いて笑って一話完結」している。
評価試写会の調査研究結果によれば、60%の観衆がこの「出ていけよ、腫瘍君」に対して「非常に良い」と評価しており、25%の平均値をはるかに上回った。その上、映画の平均推奨率は一般的に45%しかない中で、70%の観衆がこの映画を友達に推薦すると表明している。「出ていけよ、腫瘍君」は中国の大作ではないかもしれないが、現在の若者が好むタイプの映画で、ここ最近こぞって上映されている青春恋愛がテーマの映画とは異なっている。この映画が封切りされたあとは、全く新しい中国の商業映画の類型を確立するかもしれない。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年6月23日