中国商務部(省)は18日、定例記者会見において、今年1月から5月の商務運営状況について説明した。沈丹陽報道官は、「年間の消費市場は、全体的に安定を保ちながらやや上昇する情勢が続き、安定した経済成長に対して、引き続き重要な役割を果たしていくだろう」と述べた。中国新聞網が報じた。
国家統計局の統計データによると、2014年、GDP成長率に対する消費支出の寄与度は50.2%と、2013年の48.2%を上回った。沈報道官はこれについて、「消費・投資・輸出は、経済成長をけん引する『トロイカ』だ」とコメントした。このほど出版された「中国統計抜粋」のデータによると、2014年、GDP成長率に対する最終消費支出の寄与度は50.2%に達し、2013年比2ポイント上昇、投資の寄与度を1.7ポイント上回り、経済成長をけん引する「最大の動力」となった。
また、沈報道官は、今年の消費情勢について、「消費市場の年間全体情勢は、安定を保ちつつやや上昇し続け、安定した経済成長に対して、引き続き重要な役割を果たすと予想される。大きな圧力や課題に直面しているが、消費の安定的成長をもたらす要素も少なくない。たとえば、新型工業化、都市化の加速、住民の就業・所得の安定的成長、住民消費の個性化・多様化傾向、大衆消費の主流化などを背景に、新興消費パターンや消費の新注目スポットが、どんどんと大量に出現している。今のところ、投資成長スピードが減速し、輸出不振に陥っているが、消費が備えた「バラスト」「ニューエンジン」は、経済成長の鍵を握る基礎的役割は今後も一段と高まっていくだろう」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年6月22日