ハリウッド映画で大ヒットの指標となる興行収入10億ドル(約1212億円)超えを実現するのは、近年では中国での反応にかかっている。
今月の第3週目に、米映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の全世界での興行収入が10億ドルを突破。この数字を達成した米映画としては、これで21作品目となる。米メディアによると、2013年公開の前作「アベンジャーズ」が打ち立てた同15億ドル(約1820億円)の記録を超えるには、現在公開中の中国に頼るところが非常に大きいという。
フォーブス誌のインターネット版では今月17日付の記事で、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の中国における興行収入は、最終的に2億5000万ドル(約303億円)前後になるだろうと伝えている。
ここ5年あまりの傾向を見ると、ハリウッド映画がメガヒットを生み出すにあたり、中国での成績がこれを大きく左右している。2011年以降、興行収入10億ドル超えを達成したハリウッド映画は12作品。うち半数は中国での数字に助けられたものだ。例として、「パイレーツ・オブ・カリビアン4」「ホビット 思いがけない冒険」「トランスフォーマー/ロストエイジ」などが挙げられる。
レコードチャイナ 2015年5月26日
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