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日本人コーチ指導の小学校女子サッカー部が人材の宝庫に (2)

人民網日本語版 2015年06月23日09:05

ソニー中国営業本部の幹部を務めている斎藤氏は、日本でもアマチュアコーチとして2つのサッカーチームの指導を行った。その中の1人は現在日本代表ユースの主力選手として活躍している。斎藤氏は、2012年6月、興塔小学校に招かれた。可愛らしい女子サッカーチームの少女たちを見た時、サッカーへの情熱が刺激され、学校側に毎週末ボランティアコーチとして指導することを約束した。この3年間、斎藤氏はどんなに天候が悪い日でも学校に通い、この約束を守り続けた。

斎藤氏の指導方法は独特だ。子供たちと話す時、斎藤氏は片膝を地面につけ、子供の目線に落としてから話す。これは、平等の立場のコミュニケーションを示している。子供たちを大声で怒鳴りつけるようなこともなく、いつも笑顔を浮かべながら、メンバーができていない部分を指摘する。毎回日本に帰国するたびに、大量のお菓子を買い込み、チームのメンバーに配る。子供たちの目には、斎藤氏は優しい大きなお兄さんに映っている。

斎藤氏は、「青少年サッカーの練習は、サッカーをゲームとして捉え、練習中に多くの励ましを与えることで、はじめて子供たちの潜在能力を発掘することができる」と語る。斎藤氏は常に手作りの緑色の札を持ち歩いている。緑の札を挙げると、「よくやった」の意味になる。中日のサッカー教育の違いについて、斎藤氏は、「日本のチームは、いつも土曜日に練習して日曜日に試合する。だが中国の場合は、練習は多いが試合が少ない」として、「毎日練習した後、必ず試合を行う。試合の中で課題を探し、その後課題を復習して、全員に技術の要点を習得させ、そこから技術を早く向上させる」と語る。

「私はこのチームにすごく愛着を感じている。子供たちは非常に可愛らしく、先生たちとは全員友人になった。中国にいる限り、このチームのためにボランティアのコーチを続けたい」と斎藤氏。(編集MZ)

「人民網日本語版」2015年6月23日            


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