中国・ロシアメディアフォーラムが25日、サンクトペテルブルグで開催され、中国国際放送局、中国外交局、環球時報、中国図書輸出入集団総公司など中国の10数機関とロシアの関係機関が、9件の協力協議書を取り交わした。合意内容には、専門家資源の共有、刊行物の共同出版、テレビドラマの共同制作などが含まれている。
中国共産党中央宣伝部の劉奇葆部長とロシア大統領府のアレクセイ・グロモフ副長官が、合意内容を確認、協議書に署名した。
中国国家新聞出版広電総局の田進副局長は、人民日報の取材に対し、「中ロメディア協力分科委員会は、両国メディアの政策交流、テーマ報道、映画・テレビの優秀作品の共同制作と相互放送、優良図書の翻訳出版、ニューメディアの交流、メディア協力とリテラシーの育成などをめぐる一連の大型イベントを、大々的にPRしながら展開していく。また、双方は、シルクロード経済ベルトとユーラシア経済連合の建設をテーマとする作品の共同制作・相互放送も計画している。
人民日報社の盧新寧・副編集長は、「中ロ両国のメディア協力は、オールメディア時代における戦略レベルでの国際発信の連結メカニズムを構築する以外に、『有無相通ず』を実践し、文化製品を共同で作り上げ、世界に対してより豊かな国家イメージを提供する」とコメントした。