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ぜいたく品購入 海外でが6割

人民網日本語版 2015年06月12日16:07

祝休日がやって来ると、中国人は海外で大量の買い物をする。シャネル、ルイ・ヴィトン、プラダといったぜいたく品直営店で長い列を作る中国人の姿が、現地で社会現象になっている。今月11日に米経済誌「フォーチュン」の中国語版が発表した「中国ぜいたく品ブランドアンケート調査報告2015」によると、中国人消費者のぜいたく品購入では、海外市場での購入が最も多く、全体の64%を占めたという。

調査によると、海外で購入する理由は「価格が安い」が88.9%、「正規品の保証がある」が83.5%だった。

海外市場が購買の中心になっているが、詳しくみると、香港・澳門(マカオ)・台湾地区以外の海外市場が主な成長源になっており、14年のシェア27%が、今年は約32%に増えた。為替レートによる価格差や海外旅行ブームが、中国人が海外消費を選択する客観的な理由の一つだといえる。

その一方で、大陸部各都市でのぜいたく品購入の割合は前年に比べて落ち込み、14年のシェア40.2%が15年は36.2%に減少した。また13年以降、中国人消費者の香港・澳門・台湾でのぜいたく品購入が年々減少しており、今年は昨年より1%減少した。

中国の調査会社・財富品質研究院が今年1月31日に発表したデータによると、14年の中国人消費者によるぜいたく品消費額は1060億ドル(1ドルは約123.4円)に達し、世界のぜいたく品のほぼ46%を買ったことになる。14年の中国国内の消費額は目立って減少して250億ドルにとどまった一方、海外での消費額は810億ドルに達した。つまり、14年には中国人消費者のぜいたく品消費の76%が海外で行われたということだ。

ぜいたく品で最もよく購入されるものは何だろうか。調査によると、昨年最もよく買われたものは、腕時計(53.8%)、家電製品(45.9%)、化粧品・香水・スキンケア製品(43.1%)で、12~14年の傾向とほぼ一致する。

注目すべき点は、中国の現在のぜいたく品ブランドに関する全体的状況に対し、調査回答者の64.4%が、「今後5年以内に期待する最大の変化は、中国のぜいたく品市場が香港・澳門や海外の小売店に比べて価格面での競争力をもつようになること」と回答したことだ。

この願いは実現が可能だ。実際、今年はシャネルをはじめとする複数のぜいたく品企業が中国での値下げを発表すると同時に、欧州の直売店での値上げを選択し、両者の小売価格が徐々に接近している。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年6月12日

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