米カリフォルニア州アーバインで暮らす、90年代生まれの中国人留学生の靳肖驍さんは、研究チームを率いシャワー節水システムを開発し、同州の干ばつ対策と節水に向け喜ばしい一歩を踏み出した。米華字紙「僑報」の記事を引用し、中国新聞網が伝えた。
靳さんによると、伝統的なシャワーは30秒以上水を出し続けなければ水が温まらないが、その間に約4ガロンの水が浪費される。5人家族の場合、1日に20ガロンの水が浪費されることになる。靳さんが設計したシャワー節水システムがあれば、携帯電話やタッチパネルによって蛇口をひねることが可能で、約30秒後に温水が出てくる。その前の冷たい水は回収され、浪費を防ぐことができる。
25歳の靳さんは、「このシャワー節水装置で、水を約35%節約できる。この節水システムは取り付けが簡単で使いやすく、家庭やホテルで使用できる。重力の原理に基づいた設計で、マイクロプロセッサやデジタル制御パネルを組み合わせ、節水の目的を達成した。使用者は待つことなく、水温を調節することなく、快適にシャワーを浴びることができる」と説明した。
このスマートシャワーシステムは節水を実現するほか、デザイン性も優れており、LED照明、タッチパネル、防水仕様のオーディオやテレビなどを取り付けることもできる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月14日