先ほど開催された第114回パリ国際発明展で、湖南工業職業技術学院の大学三年生の張江傑さんが発明した「手話音声翻訳システム」が、金賞を獲得した。張さんのこの装置は、手話を音声に翻訳することができ、健常者と障害者の交流の障害を解消した。瀟湘晨報が伝えた。
張さんは2013年より同システムの設計を開始し、2015年に完成させ特許出願を行った。張さんは、「同システムは3Dスキャナ、データ保存・処理システム、音声合成モジュールによって構成されており、手話を自動的に音声に変えることができる」と述べ、自ら実演してくれた。同システムの3Dスキャナの前で手話をしてみると、システムは「審査委員の方、こんにちは。お疲れ様です、ありがとうございます」という音声を出した。
張さんは、「これまでも手話を音声に翻訳するシステムを設計した人がいるが、使用したのは画像認識システムで、環境による影響を受けやすかった。この装置は骨格の運動を感知し、すべての手の動きを正確にスキャンできる。障害者は設備を首にかけるだけで、自分の手話をスキャンさせることができる」と話した。
張さんは、「同システムは手話によって1000フレーズの日常会話が可能だ。また方言や各国の言語の交流と翻訳にも使用できる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年5月21日