王毅外交部長(外相)は14日、イラン核問題をめぐる関係6カ国とイランの外相会議に出席した。各国はイランの核開発問題について最終合意に達した。会議後、王部長は各国メディアの取材に応じた。人民網が伝えた。
王部長は「最終合意の最も重要な成果は国際的な核不拡散体制を維持したことであり、最も重要な意義はウィンウィンの精神を体現したことだ。最も重要な啓示は政治的解決の方向を堅持することであり、どんなに困難な問題でも、どんなに複雑な状況でも、政治的解決が唯一の現実的で実行可能な道だということだ」と指摘。
「中国は安保理常任理事国として、国際平和・安全に対して担う責任と義務を意識し、常に建設的姿勢でイラン核協議の全過程に参加してきた。中国は摩擦の焦点ではないため、より公正で客観的な立場で積極的に調停活動を行えた。特に協議が困難に直面し、膠着局面に陥った時などいくつかの重要な節目で、中国側は常に各国の共通利益の観点に立ち、問題解決の構想と道筋を積極的に探り、中国側の案を打ち出してきた。中国は独特な建設的役割を発揮し、各国の高い称賛と肯定を得たと言える。今後、イラン核問題の最終合意を実行に移すにはしなければならない事が依然多くある。中国側は引き続き責任ある姿勢で、新たな貢献をする」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年7月15日