アリババ(阿里巴巴)グループは15日、「アリババ音楽集団」の設立を発表した。董事長(会長)に音楽プロデューサーの高暁松氏、CEOにレコード会社「北京太合麦田」の創始者・宋柯氏が、それぞれ就任する。京華時報が報じた。
アリババグループによると、同グループは今後、2つの重要戦略を推し進める方針。うち1つがエンタテイメント事業で、精神・文化分野でより多くのサービスや製品を消費者に提供していく。アリババは現在、映画制作会社「アリババ影業集団」や「家庭生活」を展開しているが、アリババ音楽集団が今回設立されたことは、重要な一里塚的意味合いを持つ。アリババ音楽集団は、音楽分野に特化して、ソーシャル音楽サイト「虾米」や音楽配信サービス「天天動聴」などアリババ傘下の音楽事業を全面的に統合、より良い製品やサービスをユーザーに提供する。
また、アリババグループは、「高暁松・宋柯の両氏は、中国の音楽・文化分野において、全局面を左右するほどの大きな地位にあり、国民に深く受け入れられている。両氏が、インターネットやビッグデータなどの基礎力を運用し、音楽・文化分野での長年にわたる豊富な経験を結びつけ、業界全体により多くの刺激を与えてくれるよう望んでいる」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年7月16日