2016年9月8日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>中日フォーカス

葬祭業も「インターネットプラス」時代へ  日本 (2)

人民網日本語版 2015年09月28日09:37

現実的な視点からみても、これは高齢化社会がもたらす巨大なビジネスチャンスの絶好の例だ。すでに老人ホームや高齢者保健産業が近い将来繁栄することはすでに誰もが知っている。しかし、葬祭業にも「インターネットプラス」がもたらす多くのビジネスチャンスが眠っているということを意識している人は少ない。

家族や親戚の死に対して厳粛な中国文化において、こうしたアプリが中国で受け入れられるのだろうかと疑問を呈する中国の読者もいるかもしれない。実は日本人の死に対する態度も無限の敬意に溢れており、中国で評価の高い映画「おくりびと」でもその敬意が表現されている。しかし、今日の日本人の伝統に対する尊厳、とりわけ死に対する態度は達観した気楽なものとなってきている。

例えば、日本人の60歳前後の退職した人々で作られる「墓友」。「墓友」は一緒に墓を買いに行き、死後の隣人を考慮し、時折墓掃除に出かけては、午後のティータイムを楽しむ。もっとも、これは女性が中心だ。

この他、日本の葬祭業も非常に発達しており、その段取りもかなり厳密なもので、荘厳さや奥ゆかしさを確保している。一般的には寺院や葬儀会場(各地域にある公用会館など)の畳の間で静かに食事をとり、故人に付き添い一夜を過ごす。

葬儀や墓地の段取りをするアプリはまだ普及していないが、今後発展していくことになるだろう。性格の大らかな中国人は、死後に対しても次第に理性的かつ気楽な考え方へと変化していくのではと筆者は考える。この墓アプリはすでにベンチャーを見つけ、今後中国市場に進出していくという。(編集IM)

「人民網日本語版」2015年9月28日


【1】【2】

コメント

最新コメント