G20杭州サミットは5日も杭州国際博覧センターで行なわれた。習近平国家主席が会議の議長を務め、閉幕の辞を述べた。人民日報が伝えた。
習主席は閉幕の辞で「成果に富む議論を通じて、各国の共同努力の下、G20杭州サミットは多くの重要な共通認識にいたった」と指摘。
(1)われわれは世界経済のために方向性を明示し、道筋を計画する決意をした(2)成長方式を革新し、世界経済のために新たな原動力を注ぐことを決意した(3)世界経済・金融ガバナンスを完全なものにし、世界経済がリスクに耐え抜く能力を高めることを決意した(4)国際貿易、国際投資という二大エンジンを盛り返し、開放型世界経済を構築することを決意した(5)包摂的発展、連動的発展を後押しし、G20協力の成果が世界中に及ぶようにすることを決意した――を挙げた。
習主席は「G20は危機対処制度から長期有効なガバナンス制度へのモデル転換、短期政策重視から短中長期政策も重んじるへのモデル転換をさらに進める必要がある。われわれは力を合わせてG20が引き続き世界経済の直面する最も突出した、最も重要な、最も差し迫った試練に焦点を合わせ、政策調整を強化し、制度整備を完全なものにし、成果を着実に実行に移し、世界経済の力強い、持続可能な、均衡ある、包摂的な成長を先導することを支持する決意をした」と強調した。
習主席は世界経済の成長促進とG20の発展に向けた各国の貢献に感謝。「われわれの共同努力の下、G20杭州サミットは実り豊かな成果を挙げ、申し分のない閉幕を迎えた。今回の会議が斬新な出発点となり、G20が杭州から再出発することを信じる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年9月6日
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