国内で4番目の規模を誇る自動車の祭典・成都モーターショーが9月初めに開催されており、自動車市場に勢いが出る重要シーズンの「黄金の9月、純銀の10月」にあたることから、各方面の注目度もおのずと高まっている。自動車アナリストの張志勇さんは、「成都モーターショーは西部自動車市場のバロメーターといえる。ここから今年の出展メーカーは戦略的な目的意識がさらに強いことや、自動車市場の成長に向けて新たなエネルギーを探している様子がうかがえる。各メーカーのモーターショーでの動きが今後の市場発展の主軸を大きく決定する」との見方を示す。「北京商報」が伝えた。
▽BMWは新エネルギーに傾注
成都モーターショー開幕に先立ち、BMWは複数の新エネルギー車がそろってお目見えするイベント・BMW新エネルギーの夜を開催し、7シリーズのプラグインハイブリッドカーの新モデル、i3のバージョンアップモデル、i8プロトニック・レッド・エディションが登場した。BMWは今後のブランド戦略も発表。BMWブランドを中核に据え、Mシリーズはブランドのスポーツ性と伝統の継承を代表し、iシリーズは未来の革新と持続可能な発展を代表し、3ブランドがそれぞれの分野で力を発揮するという戦略だ。
BMWが今回のイベントでX1プラグインハイブリッドカーを発表したことも注目される。この車は通常のエンジンのX1シリーズをベースに製造された、中国のコンパクト高級SUV(スポーツ用多目的車)市場初のプラグインハイブリッドカーだ。BMW関連部門の責任者は、「新しいX1プラグインハイブリッドは華晨BMWの新エネルギー戦略の重要な構成要素であり、この車種はBMWグループの中国新エネルギー分野における戦略的配置が一層整ったことを示すもの」と話す。
▽華晨はスポーツ界と提携
華晨汽車の中華V3の女子バレーボールナショナルチームモデルが成都モーターショーに燦然と登場し、華晨と中国女子バレーチームとの提携も佳境に入った。華晨は中国女子バレーチームの公式パートナーで、北京で協力イベントも開催している。ナショナルチームの郎平監督はチームの主力メンバーを率いて今回のモーターショーに参加し、中華V3女子バレーモデルのお目見えに花を添えた。
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