別の一人も、「東京で地下鉄に乗っていた時、ある若者が席を譲ってくれた。すぐに『ありがとう』と言うと、その若者は日本語が分からなかった。中国人だったのだ」と話した。
昔の日本なら、高齢者や病人、妊婦などに席を譲るというのは何でもないことだったが、今では、高齢者や障害者などの専用席に座り、下を向いて携帯をいじっているため、周りの乗客が目に入らない若者ばかりになってしまった。
日本のかつての美德を、今の中国の若者は備えており、それには温かい気もちにさせられる。東京は2020年に2回目のオリンピックを開催し、「もてなし」が提倡されている。まず、「席を譲る」ことから始めなければならないのではないだろうか。
もちろん、北京の若者が完璧であるわけではなく、地下鉄内で大声で電話をかけたり、乗客がまだ下車していないのに、先を争って乗車してきたりする。中日両国に、長所もあれば短所もあり、相手の長所を学び合わなければならない。
「人民網日本語版」2015年10月16日
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