首都医科大学附属北京佑安病院など科学研究機関による共同研究の成果がこのほど、「北京技術革新行動計画(2014―2017年)」における「科学技術による重大疾病の難関突破及び管理」プロジェクト研究成果記者会見の席上で発表された。これによると、北京では、エイズ感染経路のうち、「男性同士の性的接触」によるものが80%から90%を占めるという。法制晩報が伝えた。
研究プロジェクトのリーダーを務める北京佑安病院感染センター長の呉昊教授は、次の通り話した。
性的接触は、エイズ感染経路のうち最も多く、全体の95.3%を占める。北京では、2013年、男性同士の性的接触による感染が全体の73.5%を占め、この割合は2014年末の時点で82%に上昇した。今年の統計数値はまだ発表されていないが、80%から90%のゾーンと予想される。男性同士の性的接触によるエイズ感染は増加傾向にあり、北京市のエイズ予防・コントロール事業は、大きな課題に直面している。
エイズ予防・コントロール事業における難関は、具体的に明らかになっている。また、現在の治療方法を用いれば、「早期発見・早期治療」の実践によって、HIV陽性患者の寿命を55年から60年延ばすことができる。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年10月29日