中国医学によるエイズ治療に関する会議が9日に開かれた。同会議で発表された情報によると、中国が2004年にエイズ患者を対象とした無料の抗ウイルス治療を開始して以来、中央財政からの資金拠出額は年々増え続け、2004年の900万元(1元は約19.4円)から、2014年には8226万元に、累計額は5億3363万元に達した。治療が実施される地域も2004年には5省(市)だったのが、今では19省(区・市)に拡大し、2004年末には2582人だった治療人数も、今では2万6276人に達し、現在も1万4478人が治療を受けている。
現時点で、試行地域における中国医学治療施設は163カ所に達しているほか、エイズを重点とする国家中国医学臨床研究拠点2カ所と、エイズを重点とする国家中国医学重点専門科12カ所も確定した。
エイズ抑制・治療の第12次五カ年計画期行動計画の中で、「中国医学による治療人数を2010年比で70%増加させる」ことが提起されたが、すでにこの目標は大まかに達成されている。