パンダの人工繁殖のベテランである中国パンダ保護研究センターの専門家らは、パンダが少なくとも13種の声により異なる意志を伝えていることを発見した。パンダの言語の解読により、専門家はパンダの生活習慣および心理への理解を含め、彼らの世界に足を踏み入れることができる。新華網が伝えた。
同センター主任、臥龍自然保護区管理局長の張和民氏によると、同センターは2010年に音楽都市ウィーンの専門家と協力し、録音と周波数スペクトルの分析により、一部のパンダの言語を解読した。パンダの食事、求愛、子育てなど異なるシーンにおける、「喜怒哀楽」を理解することができた。
専門家は、生まれたばかりのパンダの赤ちゃんは人間のように、「ジージー」、「ワーワー」、「グーグー」という3種の簡単な声を出せることに気づいた。通常「ジージー」と「ワーワー」は「お腹がすいた、おっぱいが欲しい」、もしくは「お母さん、私を踏んづけているから、姿勢を変えて抱っこして」といった意味を持つ。「グーグー」は、楽しく快適な時に満足して出す声だ。またオスのパンダは求愛の時に、綿羊のような鳴き声を出す。メスは「ジージー」、「ジャージャー」という鳥のような鳴き声を出し、恥じらいながら反応する。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月9日