2015年11月6日  
 

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第13次五カ年計画に関する提言の政策的考えを解析

人民網日本語版 2015年11月06日08:38

 中共の第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)で、習近平総書記は第13次五カ年計画に関する提言について自ら説明を行った。中共中央総書記が五カ年計画に関する提言について全体会議に説明するのはこの30年間で初めてだ。中国新聞網が伝えた。

 中共最高指導者が計画に関する提言について説明を行ったことは、政策決定の透明性と公開性を体現するだけでなく、今後5年間の国家統治・政治における政権党の政策的考えを反映するものだと指摘される。1万字近くの説明において、習総書記は提言の起草過程、主要な考慮、基本的枠組を詳しく説明するとともに、提言のいくつかの重大な問題について具体的に明らかにした。

 「第13次五カ年計画を上層部が重視していることがよく分かる」。国家行政学院の汪玉凱教授によると、同計画は今後5年間の中国の大戦略であり、うまく実施されるかどうか、科学的かどうかは、小康(ややゆとりのある)社会の期限通りの全面的な完成にとって極めて重要であるだけでなく、中国経済のモデル転換を順調実現できるかどうかにも関わる。

 習総書記は説明で、文書起草チームが専門調査を行い、各方面の意見を幅広く聞くことも明らかにした。草稿については党内の一定範囲で意見も求める。これは一部古参同志の意見を含み、民主党派中央、全国工商連合会の責任者、無党派人士の意見も聞く。

 国家行政学院の竹立家教授は「これは中共の政策決定の高い透明性を示すと共に、提言が各方面の共通認識を汲み取り、最大公約数を得たことを示している」と指摘。汪氏は「広範に意見を求めることは全党・全国の知恵を集めるだけでなく、提言をより実情に合ったものにすることができる。これを踏まえて形成された計画提言は十分に価値あるものだ。例えば2万字余りのこの提言は、具体的政策以外に5大発展理念も打ち出し、それを実現するうえでの重点も詳しく明らかにした」と述べた。


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