2015年11月10日  
 

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90代の日本人高齢者が寧波を110回以上訪問、中日友好の懸け橋に (2)

人民網日本語版 2015年11月10日11:19

1979年末、村上氏は日本と極めて近い距離にある寧波を初めて訪れ、天童寺にやってきて日本仏教文化の起源を辿った。西暦1223年から1227年、日本の希玄道元という僧が天童寺で修行し日本帰国後に曹洞宗を伝来し、日本曹洞宗の「始祖」になった。これにより日本の曹洞宗は天童寺を祖とみており、毎年拝謁にくる。

翌年、村上氏は92人を率いて再び天童寺を訪問し、「日本道元禅師得法霊蹟碑」を建立し、また「日本道元禅師入宋記念碑」を寧波市中心部にある江廈公園内に建てた、これは当時の中国において初の外国人記念碑である。

村上氏は中日両国の民間文化交流に尽力したほか、1995年に寧波市と上田市それぞれを中日両国における海のシルクロードを結ぶ都市として友好都市として提携する契機をも作った。それから20年来、2都市は経済、教育、文化・スポーツなどの分野で毎年お互いを訪問し、強い友好関係を結んでいる。姉妹都市提携20周年の際、訪問団を率いて上田市を訪れた寧波市政府張延副事務局長は「村上氏が取り持った2都市の20年の友好は中日友好の模範であり、日本の国民が寧波や中国への理解を更に深め、中日友好の懸け橋を築いた」と感想を述べた。

村上氏は日本の専門家、学者や友人を引率して寧波を訪問し研究するだけでなく、積極的に著書を出版している。「日中文化往来歴史年表」、「陶祖加藤景昌の考察」など10冊余りの中日文化交流についての著書がある。村上氏は仏教文化の視点から古代陶磁器を研究し、浙江省、福建省、江西省などを何度も現地訪問し、大量の一次資料を入手した。


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