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がんに侵された男性、人形の花嫁との「結婚写真」を撮影

人民網日本語版 2015年11月16日09:14
がんに侵された男性、人形の花嫁との「結婚写真」を撮影

北京に住む28歳の男性が6日、空気を入れた「人形」との結婚式を開催したことを、某ネットユーザーがネット上に投稿した。投稿画像によると、結婚式の会場はピンクを基調としたインテリアで整えられ、新郎は、「あなたのために何でもしたい」と新婦に心を込めて語りかけているようだ。男性と人形の花嫁の結婚写真は、ネット上で大きな話題を呼び、ネットユーザーの間で熱い議論が湧き起こった。華西都市報が伝えた。

多くのネットユーザーが、「理解できない」とコメント、「こんなにイケメンの新郎が、なぜ人形と終世を共にするのか。ただの話題作りでは?と疑った。また、「この男性の心理状態は普通ではない。このような行為は認めがたい」という声もあった。

しかし、8日、話は意外な方向に発展した。事情を知るネットユーザーが、以下のとおり暴露したからだ。

この男性はがんに侵されており、相手の女性を悲しませたくないがゆえに、誰とも付き合うことはなかった。自分の人生に悔いが残らないよう、命が果てる前に、普通の男性が結婚式を挙げるときの感情を自分も味わいたかった。だから、人形の花嫁と結婚式を挙げたのだ。

事情を知ったネットユーザーは、「理由が分かって心が痛んだ。この男性は素晴らしい人だ。彼が一日も早くがんを克服するよう心から願っている」「みんなで彼を尊重しよう。彼は、自分の願いを叶えたいと思っただけで、他の誰をも傷つけてはいない。」など、続々と同情や理解を示した。

だが、現時点で、この男性の素性は明らかにはなっていない。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年11月16日


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