北京、上海、杭州各都市の地下鉄に乗ると、あちこちでタブレットやスマホ片手に「ドラマ鑑賞」にハマっている人々があちこちに見受けられる。彼らは、前の晩に観たいドラマを端末にダウンロードしておき、通勤途上で、通勤時間を有効に活用すると同時に、仕事によるストレスを発散している。
「ドラマ鑑賞」族は、自分なりのドラマや端末の選択基準を持っている。譚さんにとって、オフラインでも使え、バッテリー持続時間の長いタブレットは、言うまでもなく「ドラマ鑑賞の必需品」だ。一部の著名動画配信サイトは、「ドラマ鑑賞」族が選ぶ「ドラマ鑑賞ベストサイトランキング」に入っている。
中国社会心理学会の理事を務める方建移教授は、「現代社会では、時間・情報・人間関係が全て『断片化』する傾向にある。断片化された環境によって、人々は、断片化されたライフスタイルを選択するようになる。多くの人が『ドラマ鑑賞』にハマる原因は単純ではない。ドラマそのものが面白く観る人を惹きつけるし、ストレスを解消したいという視聴者の欲求もある。ドラマ鑑賞にハマっている若い人は、ドラマの世界にドップリ浸ることも良いが、その合間に身体を十分にストレッチする機会を持つことも忘れないでほしい」と指摘した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年11月20日